日本のお城のことについて書いてある書籍や雑誌は、

様々な出版社から出ています。

 

そんな中、シリーズものとして有名なのは

デアゴスティーニから出ている「週刊 日本の城」だと思います。

デアゴスティーニ「週刊 日本の城」は、

2013年1月に創刊し、30万部を売り上げた大人気シリーズです。

 

全121号まで発売され、

現存天守を持つお城はもちろんのこと、

消失した城、櫓、門、わずかに残っている石垣まで、

日本全国、7000以上の城を網羅していました。
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果たして気になる内容は?

 

 

内容も、そのお城の詳細な説明はもちろん、

逸話や伝説なども交えながら読ませる内容になっています。

 

しかし、このデアゴスティーニ「日本の城」シリーズ最大の特徴は

当時の姿をCGで復元し、外観はさることながら、

内部の様子、断面図までビジュアル化してあるところです。

 

さらには、古絵図、古写真など貴重な資料を用いながら、

城の建造物、軍事的役割、仕掛けなどが

分かり易く解説されているので、愛好家の方から初心者まで

満足できる内容になっていました。

 

さらには、ファイリングできるように設計されていたので、

コレクション要素もあり、全号コンプリートした方も沢山いたようです。

現在の地図と対比させながら解説してあるので、

お城巡りの際にガイドブック的に使った方もいたようです。

 

そんな一冊二鳥、三鳥にもなった

大人気シリーズ「週刊 日本の城」が、

2017年1月5日「週刊 日本の城 改訂版」として復活しました。

 

現在、12号までされている「日本の城 改訂版」ですが、

その中から、創刊号のご紹介をしたいと思います。
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週刊「日本の城 改訂版」

 

 

創刊号・特集「熊本城」

価格・創刊号特別定価299円(第2号以降通常定価616円)

発売日・毎週火曜日

 

 

まず、創刊号の内容の前に、上記のアドレスからも見ることがでますが、

デアゴスティイーニの「再刊行に寄せて」という

文章について少し触れたいと思います。

 

そこでは、2016年4月に発生した熊本地震によって、

甚大な被害を受けた熊本城について書かれており、

熊本城修復の一助になればという思いから刊行に至ったという

経緯と思いが記されています。

 

さらに、創刊号の売り上げ一部あたり100円、

第2号以降も収益金の一部を熊本城修復のための

寄付金にあてることを約束しています。

 

このことからも、デアゴスティーニのお城に対する姿勢が

伝わってくると思いますが、そういう経緯ということから、

創刊号の表紙は、震災前のありし日の熊本城の勇壮な姿になっています。

 

そしてその内容は、創刊号特別企画として、熊本城の被害状況が

地図と現在の現地写真付きで詳細に説明されています。

被害を明らかにすることが修復の第一歩ということかもしれませんし、

知ってもらうことで、熊本城修復が進むことを願っているようにも思います。

 

その上で、熊本城天守や城郭の解説、

難攻不落を誇った縄張り、石垣の紹介がされおり、

熊本城の素晴らしさにあらためて気づく内容になっています。

 

このシリーズの特徴でもありますが、

一冊、一城の紹介というわけではなく、

城と合戦という項では「小谷城」を、名城探訪として「岡山城」を

紹介しており、熊本城以外のお城のことなども知ることができます。

 

盛りだくさんの内容の「日本の城」シリーズですが、

創刊号は299円とかなり手頃な値段となっているので、

どんなものか試しに購読してみてください。

 

さらに、そのうちの100円が熊本城に寄付されますので、

募金感覚で購読してもいいように思います。

 

ちなみに、このシリーズですが、

2週ごとに2冊届く、定期購読ができます。

週刊のシリーズものでありがちな買い漏らしがなくなり、

しかも「送料無料」なのでかなり便利だと思います。

 

興味が沸いた方はそちらもチェックしてみてください。

 

付録のバインダーに、自分でファイリングするのが

魅力の一つでもあるこのシリーズですが、

電子版もありますので、荷物になるのを避けたい方は

こちらもおススメしています。

 
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まとめ

全号コンプリートは大変かもしれませんが、

一冊でも二冊でも読んでみると、

間違いなくそのお城に関しては詳しくなると思いますし、

オールカラーで図解や写真が沢山あるので、

 

天守が残っていないお城や、石垣だけのお城など、

ぼんやりとしたイメージでしかなかったお城が、

輪郭を持って想像できるようになると思います。

 

最近、お城に興味を持った方も、

お城歴が長い方も、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

新しい発見があるかもしれません。