日本のお城と、西洋のお城を比べた時、何が一番違うのでしょう?
西洋のお城にはあの洋風独特の尖った塔や、
高さがある建物といった特徴がありますが、
それを可能にしている一番の違いは建築材料です。
日本のお城は皆さんご存知のように主に木材で出来ています。
一方、西洋のお城は石材です。
日本のお城では土台として使われる程度ですが、
西洋のお城はほぼ全てを石材でまかなっているので
長細く背の高い作りにすることができます。
日本のお城が石で造られていないのは、地震が多く倒壊の可能性から
不向きという点や、そもそも加工しやすい石があまり採れないといった
国土の事情からですが、木材で出来ているお城ならではの
良さもあると思います。
もちろん、西洋のお城には西洋のお城ならではの良さが
沢山あるとも思います。
日本のお城は世界遺産に指定されて観光地として利用されていたり、
地元の名所として親しまれていたりしているので触れる機会は沢山あり、
実際に見聞きすることができますが、西洋のお城となると
そうそう触れる機会はないのではないでしょうか?
気軽に現地まで飛ぶというわけにも中々いきません。
ということで、今回は西洋のお城そのものは難しいとしても、
割と手軽に行くことができそうな日本にある洋風なお城を
いくつかご紹介してみたいと思います。
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・群馬県高山村 『ロックハート城』
日本にある西洋風のお城として、最も名前が挙がると思われるのが
このロックハート城です。
このお城は1829年に英国に建てられたロックハート城を日本に移築、
復元したものなので、西洋風の城ではなく、ヨーロッパの古城そのものです。
日本初の欧州古城の移築、復元ということでも有名で、
現在はヨーロッパを体験したり、結婚式ができたりと
観光婚礼スポットとして営業しています。
本物の古城に触れられる希少なスポットだと思うので
興味のある方にはかなりおすすめです。
ロックハート城
住所・群馬県吾妻郡高山村5583-1
電話・0279-63-2101(観光問い合わせ)
営業時間(年中無休)
9:00~17:00(最終入場16:30)
入場料金・大人1000円・中人800円・小人500円
アクセス
車・沼田IC沼田市街方面→草津中之条方面
電車・上越線「沼田駅」からタクシー15分
・北海道池田町 『ワイン城』
正式名「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」という、
ブドウとワインに関する施設なのですが、その建物が
中世ヨーロッパの古城に似ていることからそう呼ばれています。
お城の魅力の一つとしてその大きさがあると思いますが、
石造りの巨大な施設なので、その壮観さはまさに城といった雰囲気です。
ワイン城の中に入ると見学コースがあり、ワイン熟成室や
ワイン無料試飲コーナーなどを回れるので、ワインと共に
古城の雰囲気を感じることができます。
住所・北海道中川郡池田町清見83
電話・015-572-2467
開場時間・9;00~17:00
入場無料
アクセス
電車・JR池田駅から徒歩約10分
車・道東自動車道「十勝池田」から約15分
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・兵庫県姫路市 『白鳥城』
世界遺産・姫路城、別名・白鷺城のほど近く、太陽公園という
テーマパーク内にあるのがこの白鳥城です。
同じ姫路市内に純和風のお城「白鷺城」と西洋風のお城「白鳥城」が
あるというのは面白いですよね。
しかしこの白鳥城、大きさは姫路城より大きいらしく、
丘の上に立つその景観はヨーロッパの城そのものといった趣です。
白鳥城の中にあるアートギャラリーには実際に入ることもできます。
一部福祉施設となっているので立ち入り不可の場所もありますが、
丘の上にそびえ立つ白鳥城から景色を見ることもでき、
昔の西洋の城主と同じような高さから見る眺めは、圧巻の一言です。
住所・兵庫県姫路市打越1342-6
電話・079-267-8800
営業時間・9:00~17:00(入園受付16:30まで)
入園料
大人・1300円小人・600円
城エリア・石エリア共通チケット
白鳥城行きモノレール料込
アクセス
車・姫路西バイパス→山陽西交差点直進
バス・神姫バスターミナル「姫路駅前」発35・45番系統(緑台行き)
「打越西停留所」
まとめ
西洋風のお城として有名な3か所ご紹介しましたが、
どのお城も近隣に他の観光地やリゾート施設があるので、
旅行として見に行けると思います。
本物の古城ロックハート、洋酒を飲みながらの洋風古城体験ワイン城、
白鷺と白鳥の城比べなど、考えただけでも楽しそうです。
残念ながらいわゆる城として実用された洋風のお城というのは
日本にはありませんが、その空気感だけでも触れに行かれてみては
いかがでしょうか。
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