お城と日本酒。この二つとも沢山の種類があり、
日本文化を象徴するような存在なのは、
間違いないと思いますが、
組み合わさったとしたら、いかがでしょうか?
城の中にいる大名や武将が語らいながら、
もしくは戦が終わった城内で兵士を労う時に、
そんな風に思うと、この組み合わせは相性抜群な気がします。
現代でも、お城を眺めながら日本酒を飲めたなら、
かなり贅沢な時間だと思います。
「粋」というか「浪漫」というか、そんな風に呼ぶのかもしれません。
では、城の名前がついている日本酒を飲みながら、
その城を眺められたとしたら…
なんて、少し妄想が入り過ぎたかもしれませんが、
日本には、お城にちなんで作られた日本酒というのがあります。
全て紹介することは難しいので、その中でも主だった日本酒を数種類ご紹介したいと思います。
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・特選本醸造「天空の城」
蔵元・此の友酒造株式会社
価格
300ml 540円(税込)
720ml 1404円(税込)
一升瓶 2484円(税込)
HP・http://konotomo.shop-pro.jp/?pid=45856997
天空の城と呼ばれる竹田城がある
兵庫県の酒造メーカーで造られた日本酒が、
そのものずばりこの「天空の城」というお酒です。
山あいを思わせる緑色の瓶に、
雲海に浮かぶ竹田城の写真があしらわれ、
竹田城・国指定重要文化財 の文字もあります。
竹田城近くの道の駅などにも置いてあるようなので、
見学に行った際に購入してみてはいかがでしょうか。
お土産や記念品としてもよさそうですし、
見た景色を思い出しながら一口飲めば、
雲海に佇む竹田城の姿が、おちょこの中に浮かぶかもしれません。
もし許されるならば、雲海に浮かぶ竹田城の中で、
その素晴らしい景色を見ながら、
腰を落ち着けて飲んでみたいものですよね。
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・白鷺の城
蔵元・田中酒造場
価格
純米吟醸「白鷺の城」
720ml 1620円(税込み)
一升瓶 3240円(税込)
大吟醸「白鷺の城」
720ml 3780円(税込)
一升瓶 7560円(税込)
世界遺産として、国宝として国内外にその名が知られている
姫路城、別名「白鷺城」ですが、その名を冠している日本酒が、
この田中酒造場で造られているお酒になります。
日本一の名城と呼ばれる白鷺城の日本酒とあって、
その味も負けず劣らずの美味しさのようです。
全国新酒鑑評会で、17回の金賞を受賞するなど、
輝かしい実績を誇っています。
大吟醸の一升瓶は7000円と、いい値段はしますが、
姫路城の地元、兵庫の水を使用し、こだわり抜いて
造られたその味を、味わってみてはいかがでしょうか。
透き通るような白鷺城の美しさとともに味わうには、
このお酒しかないかもしれません。
全国にその味のファンを持っているほどの
お酒でもありますので、
贈答用などにもいいかもしれません。
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・出世城シリーズ
蔵元・浜松酒造株式会社
HP・http://hamamatsushuzo.com/index.html
こちらの日本酒は、出世城と呼ばれている浜松城を
モチーフにした浜松酒造の日本酒のブランド名になっています。
出世城シリーズは数と種類が豊富なので、
価格や種類などは上記のHPから確認してみてください。
手頃なものから揃っていると思います。
城そのものというよりも、浜松城が歩んだ歴史、
城主の変遷、エピソードなどに照点を当てているようで、
人質の身から将軍まで登りつめた徳川家康や、
数多くの大老を輩出した井伊氏などの物語を重ねて、
「出世城」という名前をつけています。
特に、おんな城主 直虎の夢 という日本酒は、
全国でも数少ない女性杜氏が造っており、
これまた数少ないおんな城主といわれる直虎と、
重なってくるような気がします。
お城には、当たり前ですが住んでいた人がいて、
人には必ずなにかの物語がついてきます。
そんな背景やエピソードを感じさせてくれるこのお酒も、
お城にちなんだ日本酒といえるのではないでしょうか。
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まとめ
簡単ではありますが、
3種類の日本酒を紹介させていただきました。
ちなみに、お城にちなんだお酒というのは、
長野の国宝「松本城」、東京の地酒「八王子城」など、
日本全国にまだまだ沢山あると思います。
興味がある方は地元のお城なども探してみてください。
お城にちなんだ日本酒というのは、やはりそのお城を見たり
知ったりしてから飲んでみたい気がしますし、
もしかすると、見る前と後では味も変わるような気もします。
お城巡りや史跡を訪ねた際に見かけたら、
ぜひ購入して味わってみてはいかがでしょうか。
「特別な旅の夜、格別な酔い心地」になるかもしれませんね。